数式
数
$\frac{1}{2}$
\frac{1}{2}
fracは、fraction(分数)に由来しています。2つの波かっこには、分子、分母の順に指定します。
$\displaystyle \frac{1}{2}$
\displaystyle \frac{1}{2}
\displaystyle を追加すると、大きく表示されます。
$\dfrac{1}{2}$
\dfrac{1}{2}
\dfrac と書くと、\displaystyle の \frac と同じように表示されます。
$\require{physics} \flatfrac{1}{2}$
\require{physics} \flatfrac{1}{2}
physics 拡張の \flatfrac を使うと、1行の分数を書くことができます。記号 / を使って 1/2 と書くこともできます。
$\left( -\frac{1}{2} \right)^2$
\left( -\frac{1}{2} \right)^2
分数をかっこでくくったときにはみ出さないようにするには、かっこの前に \left と \right をつけます。
$\require{physics} \qty( -\frac{1}{2} )^2$
\require{physics} \qty( -\frac{1}{2} )^2
physics 拡張の \qty を使うと、かっこでくくった分数を少しシンプルに書くことができます。physical quantity(物理量)に由来しています。
$\frac{a+b}{c+\frac{d}{e}}$
\frac{a+b}{c+\frac{d}{e}}
分数は入れ子にすることができます。
$\cfrac{a+b}{c+\cfrac{d}{e}}$
\cfrac{a+b}{c+\cfrac{d}{e}}
\cfrac を使うと、分数の大きさが同じになります。continued fraction(連分数)に由来しています。\dfrac を使っても、同じような表示になります。
$\begin{eqnarray} 1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\ddots}}} = \frac{1}{2} \left( 1+\sqrt{5} \right) \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} 1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\ddots}}} = \frac{1}{2} \left( 1+\sqrt{5} \right) \end{eqnarray}
どこまでも続くことを、斜めの点 \ddots で表しています。
$0.123$
0.123
小数点には、ピリオドを使います。
$\frac{1}{11} = 0.\dot{0}\dot{9}$
\frac{1}{11} = 0.\dot{0}\dot{9}
数字の上に点をつけるには、\dot を使います。
$\pi = 3.14 \ldots$
\pi = 3.14 \ldots
下側に三点を追加するサンプルです。
$\sqrt{2} = 1.4142 \cdots$
\sqrt{2} = 1.4142 \cdots
真ん中に三点を追加するサンプルです。
$\infty$
\infty
infty は、infinity(無限大)に由来しています。
$|x|$
|x|
絶対値は、縦線の記号で表すことができます。
$\vert x \vert$
\vert x \vert
絶対値に使う縦線は、\vert で表すこともできます。vertical line(縦線)に由来しています。
$\left| \dfrac{x}{2} \right|$
\left| \dfrac{x}{2} \right|
縦線の前に \left と \right をつけると、分数の大きさに合わせて縦線も長くなります。
$\require{physics} \qty|\dfrac{x}{2}|$
\require{physics} \qty|\dfrac{x}{2}|
physics 拡張の \qty を使うと、絶対値記号でくくった分数を少しシンプルに書くことができます。physical quantity(物理量)に由来しています。
$\require{physics} \abs{ \dfrac{x}{2} }$
\require{physics} \abs{ \dfrac{x}{2} }
physics 拡張の \abs を使うと、波かっこでくくった式を絶対値記号でくくることができます。absolute value(絶対値)に由来しています。
$[x]$
[x]
ガウス記号は、角かっこの記号で表すことができます。
$\lbrack x \rbrack$
\lbrack x \rbrack
ガウス記号は、\lbrack と \rbrack を使って表すこともできます。left bracket(左の角かっこ)と right bracket に由来しています。
$\lfloor x \rfloor$
\lfloor x \rfloor
floor function(床関数)に由来しています。
$\lceil x \rceil$
\lceil x \rceil
ceiling function(天井関数)に由来しています。
$\begin{eqnarray} [x] = \lfloor x \rfloor = \max\{ n\in\mathbb{Z} \mid n \leqq x \} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} [x] = \lfloor x \rfloor = \max\{ n\in\mathbb{Z} \mid n \leqq x \} \end{eqnarray}
ガウス記号の定義です。
四則演算
$1 + 2$
1 + 2
記号をそのまま使います。
$3 - 1$
3 - 1
記号をそのまま使います。
$2 \times 3$
2 \times 3
「2×3」を英語では「2 times 3」ということに由来しています。
$6 \divisionsymbol 3$
6 \div 3
\div は、divide(割る)に由来しています。physics 拡張を使っている場合は、\div の内容が上書きされてしまうので、上書きされる前に複製しておく必要があります。
$\pm 1$
\pm 1
\pm は、plus と minus に由来しています。
$\mp 1$
\mp 1
\mp は、minus と plus に由来しています。
$a \cdot b = ab$
a \cdot b = ab
\cdot は、center dot(中央の点)に由来しています。
$a \divisionsymbol b = \frac{a}{b}$
a \div b = \frac{a}{b}
割り算と分数の関係です。
$\begin{array}{r} 67 \\[-3pt] \underline{\times\phantom{0}63}\\[-3pt] 201 \\[-3pt] \underline{\phantom{0}402\phantom{0}} \\[-3pt] 4221 \end{array}$
\begin{array}{r} 67 \\[-3pt] \underline{\times\phantom{0}63}\\[-3pt] 201 \\[-3pt] \underline{\phantom{0}402\phantom{0}} \\[-3pt] 4221 \end{array}
array 環境を使い、右寄せの指定をしています。underline で文字をくくると、その文字の下に線がひかれます。phantom は、指定した文字の代わりにスペースが確保されます。-3pt は、改行の幅を少し詰めるための書き方です。
$\begin{array}{r} 7.6 \\[-3pt] 25\enclose{longdiv}{190\phantom{0}} \\[-3pt] \underline{175\phantom{.0}} \\[-3pt] 15\phantom{.}0 \\[-3pt] \underline{15\phantom{.}0} \\[-3pt] \phantom{000}0 \end{array}$
\begin{array}{r} 7.6 \\[-3pt] 25\enclose{longdiv}{190\phantom{0}} \\[-3pt] \underline{175\phantom{.0}} \\[-3pt] 15\phantom{.}0 \\[-3pt] \underline{15\phantom{.}0} \\[-3pt] \phantom{000}0 \end{array}
\enclose{longdiv} を使うと、割り算の筆算の書き出し部分を表すことができます。phantom を使って、指定した文字の代わりに空白を入れ、上下の位置を合わせています。
$a \equiv b \mod n$
a \equiv b \mod n
mod と equiv は、modular arithmetic(合同算術)と equivalence(同値)に由来しています。合同であることを表すのに、三本線が使われます。
$a \equiv b \pmod n$
a \equiv b \pmod n
「最後に丸かっこ(parentheses)がつく mod」で、pmod です。
$\gcd(a, b) = \gcd(b, a \bmod b)$
\gcd(a, b) = \gcd(b, a \bmod b)
「二項演算子(binary operator)のように使える mod」で、bmod です。
$x \propto y$
x \propto y
proportional to(~に比例する)に由来しています。
大小
$a \gt b$
a \gt b
> は web 上では特別な意味を持つため、MathJax では、\gt を用います。greater than(より大きい)に由来しています。
$a \geq b$
a \geq b
\geq は greater than と equal を合わせたものです。
$a \geqq b$
a \geqq b
\geqq は \geq より横線が増えます。
$a \lt b$
a \lt b
< は web 上では特別な意味を持つため、MathJax では、\lt を用います。less than(より小さい)に由来しています。
$a \leq b$
a \leq b
\leq は less than と equal を合わせたものです。
$a \leqq b$
a \leqq b
\leqq は \leq より横線が増えます。
$a = b$
a = b
記号をそのまま使います。
$a \neq b$
a \neq b
\neq は、not equal(等しくない)に由来しています。\ne や \not= と書くこともできます。
$a \fallingdotseq b$
a \fallingdotseq b
falling dots(左上から右下に点が落ちた)と equal を組み合わせたものです。
$a \sim b$
a \sim b
similar(似ている)に由来しています。
$a \simeq b$
a \simeq b
similar と equal を組み合わせたものです。\eqsim と書くと、上下の記号が入れ替わります
$a \approx b$
a \approx b
approximately(おおよそ)に由来しています。
$a \gg b$
a \gg b
greater の g を重ねたものです。3つ重ねると、>が3つ重なります。
$a \ll b$
a \ll b
less の l を重ねたものです。3つ重ねると、<が3つ重なります。
$\max f(x)$
\max f(x)
$\min f(x)$
\min f(x)
$\begin{eqnarray} \max ( a, b ) = \begin{cases} a & ( a \geqq b ) \\ b & ( a \lt b ) \end{cases} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \max ( a, b ) = \begin{cases} a & ( a \geqq b ) \\ b & ( a \lt b ) \end{cases} \end{eqnarray}
eqnarray 環境は、複数の式を表示するために使います。cases 環境は、場合分けを書くときに使います。
複数行数式
$\begin{eqnarray} aaa \\ bbb \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} aaa \\ bbb \end{eqnarray}
複数行の数式を表示するには、eqnarray 環境を使います。改行をしても式には反映されません。改行するには、 \ を2つ並べます。
$\begin{eqnarray} aaa \\[5pt] bbb \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} aaa \\[5pt] bbb \end{eqnarray}
2つの \ の後に、角かっこを使って [5pt] などと書けば、改行のサイズを変えることができます。
$\begin{eqnarray} x + 2x &=& 3 \\ x &=& 1 \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} x + 2x &=& 3 \\ x &=& 1 \end{eqnarray}
& を使うと、その場所で位置をそろえることができます。
$\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} x + y = 10 \\ 2x + 4y = 32 \end{array} \right. \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} x + y = 10 \\ 2x + 4y = 32 \end{array} \right. \end{eqnarray}
leftに波かっこ、rightにピリオドを指定すると、連立方程式の左側にある大きな波かっこを表すことができます。
$\begin{eqnarray} |x| = \begin{cases} x & ( x \geqq 0 ) \\ -x & ( x \lt 0 ) \end{cases} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} |x| = \begin{cases} x & ( x \geqq 0 ) \\ -x & ( x \lt 0 ) \end{cases} \end{eqnarray}
場合分けには、cases 環境を使います。
集合
$x \in A$
x \in A
x is in A(中にいる)に由来しています。
$A \ni x$
A \ni x
in を反対にして ni にすると、記号の向きが変わります。
$x \notin A$
x \notin A
x is not in A(中にいない)に由来しています。
$A \subset B$
A \subset B
subset は部分集合という意味です。「A is a subset of B」を表しています。
$A \subseteq B$
A \subseteq B
subset または equal ということです。
$A \subseteqq B$
A \subseteqq B
q を重ねると、下の線が2本になります。
$A \supset B$
A \supset B
superset(上位集合)に由来しています。「A is a superset of B」を表しています。
$A \supseteq B$
A \supseteq B
superset または equal ということです。
$A \supseteqq B$
A \supseteqq B
q を重ねると、下の線が2本になります
$A \not \subset B$
A \not \subset B
\not と \subset を組み合わせると、\subset に斜線が入ります。なお、\not と \supset を組み合わせると、\supset に斜線が入ります。
$A \subsetneqq B$
A \subsetneqq B
真の部分集合(含まれるが一致はしない)を表すため、下側のイコールに斜線を入れる書き方です。q を1つにすれば、下側のイコールは1本線になります。subset を supset に変えると、左右の向きが変わります。
$A \cap B$
A \cap B
$A \cup B$
A \cup B
$\varnothing$
\varnothing
空集合を表す記号です。nothing(要素が何もない)に由来しています。ギリシャ文字の $\phi$ (ファイ)と似ていますが、異なる文字です。
$\emptyset$
\emptyset
空集合を表す記号です。empty set(空集合)に由来しています。ギリシャ文字の $\phi$ (ファイ)と似ていますが、異なる文字です。
$A^c$
A^c
complement(補集合)の c を用いて、補集合を表します。
$\overline{ A }$
\overline{ A }
集合の上に線を引いて補集合を表す方法もあります。
$\overline{ (A\cap B) } = \overline{ A } \cup \overline{ B }$
\overline{ (A\cap B) } = \overline{ A } \cup \overline{ B }
ド・モルガンの法則です。
$\begin{eqnarray} \left( \bigcup_{\lambda\in\Lambda}A_{\lambda} \right)^c =\bigcap_{\lambda\in\Lambda}A_{\lambda}^c \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \left( \bigcup_{\lambda\in\Lambda}A_{\lambda} \right)^c =\bigcap_{\lambda\in\Lambda}A_{\lambda}^c \end{eqnarray}
これもド・モルガンの法則です。
$A \setminus B$
A \setminus B
set(集合)をminus(引く)で差集合を表します。backslash と似ていますが、setminus には前後に空白が含まれる点が異なります。
$A \setminus B = A \cap B^c = \{ x \in A \mid x \notin B \}$
A \setminus B = A \cap B^c = \{ x \in A \mid x \notin B \}
差集合の定義です。
$A \triangle B$
A \triangle B
対称差は、三角形で表します。
$A \triangle B = (A \setminus B) \cup (B \setminus A)$
A \triangle B = (A \setminus B) \cup (B \setminus A)
対称差の定義です。
$\mathbb{ N }$
\mathbb{ N }
中抜き文字を使った表現です。
$\mathbb{ Z }$
\mathbb{ Z }
$\mathbb{ Q }$
\mathbb{ Q }
$\mathbb{ R }$
\mathbb{ R }
$\mathbb{ C }$
\mathbb{ C }
$\mathbb{ H }$
\mathbb{ H }
$\sup A$
\sup A
$\inf A$
\inf A
$\aleph$
\aleph
無限集合の濃度を表すときに使われます。
論理
$P \implies Q$
P \implies Q
implies は、「含意する」という意味です。
$P \Rightarrow Q$
P \Rightarrow Q
「ならば」を表すために、右矢印を使うこともあります。
$P \to Q$
P \to Q
一本線の矢印で「ならば」を表すこともあります。
$P \Leftarrow Q$
P \Leftarrow Q
左への矢印です。
$P \gets Q$
P \gets Q
左への一本矢印です。
$P \iff Q$
P \iff Q
if and only if(~のとき、かつ、その時に限り)に由来しています。
$P \Leftrightarrow Q$
P \Leftrightarrow Q
左右への矢印を用いて、「同値」を表すこともあります。
$P \leftrightarrow Q$
P \leftrightarrow Q
左右への一本線の矢印で「同値」を表すこともあります。
$P \equiv Q$
P \equiv Q
equivalence(同値)を使うこともあります。
$\therefore$
\therefore
therefore は、「よって」という意味です。
$\because$
\because
because は、「なぜならば」という意味です。
$\forall x$
\forall x
All の A をさかさまにした記号です。
$\exists x$
\exists x
Exists の E をさかさまにした記号です。
$\nexists$
\nexists
not と exists を組み合わせたものです。
$\begin{eqnarray} & & {}^\forall \varepsilon \gt 0, {}^\exists \delta \gt 0 \mbox{ s.t. } \\ & & {}^\forall x \in \mathbb{ R }, 0 \lt |x - a| \lt \delta \implies |f(x) - b| \lt \varepsilon \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} & & {}^\forall \varepsilon \gt 0, {}^\exists \delta \gt 0 \mbox{ s.t. } \\ & & {}^\forall x \in \mathbb{ R }, 0 \lt |x - a| \lt \delta \implies |f(x) - b| \lt \varepsilon \end{eqnarray}
極限の式をイプシロンデルタ論法で書いたサンプルです。
$P \land Q$
P \land Q
logic(論理学)での and(積)で、land です。
$P \lor Q$
P \lor Q
logic(論理学)での or(和)で、lor です。
$\lnot P$
\lnot P
logic(論理学)での not(否定)で、lnot です。negation(否定)に由来した \neg を使うこともできます。
$\overline{ P }$
\overline{ P }
上側に線を引いて、否定を表すこともあります。
$!P$
!P
前に ! を書いて、否定を表すこともあります。
$P \oplus Q$
P \oplus Q
丸の中に+の記号で、排他的論理和を表します。
$P \veebar Q$
P \veebar Q
vee(V字)と bar(横線)を組み合わせた記号で、排他的論理和を表すこともあります。
$P \oplus Q = (P \land \lnot Q) \lor (\lnot P \land Q)$
P \oplus Q = (P \land \lnot Q) \lor (\lnot P \land Q)
排他的論理和と、論理和・論理積・否定との関係式です。
$\top$
\top
トートロジーを表す記号です。上に線があるので top と覚えましょう。アルファベットの T と似ていますが、異なる文字です。
$\bot$
\bot
矛盾を表す記号です。bottom(下)に線があるので、bot と覚えましょう。
$P \vdash Q$
P \vdash Q
vertical line(縦線)と dash(ダッシュ線)を合わせて vdash です。
$P \models Q$
P \models Q
\vDash でも表すことができます。
順列と組合せ
${}_n \mathrm{ P }_k$
{}_n \mathrm{ P }_k
左下に小さく文字を書くには、{}_ を使います。P はローマン体を使っています。
${}_n \mathrm{ C }_k$
{}_n \mathrm{ C }_k
$n!$
n!
$\binom{ n }{ k }$
\binom{ n }{ k }
binomial coefficient(二項係数)に由来しています。
${ n \choose k }$
{ n \choose k }
n 個から k 個を選ぶことから、choose が使われています。前後に書いた文字と区切りをつけるためには、波かっこが必要です。
$\dbinom{ n }{ k }$
\dbinom{ n }{ k }
displaystyle の binom です。
${}_n \mathrm{ H }_k$
{}_n \mathrm{ H }_k
$\begin{eqnarray} {}_n \mathrm{ C }_k = \binom{ n }{ k } = \frac{ n! }{ k! ( n - k )! } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} {}_n \mathrm{ C }_k = \binom{ n }{ k } = \frac{ n! }{ k! ( n - k )! } \end{eqnarray}
$\begin{eqnarray} {}_n \mathrm{ P }_k = n \cdot ( n - 1 ) \cdots ( n - k + 1 ) = \frac{ n! }{ ( n - k )! } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} {}_n \mathrm{ P }_k = n \cdot ( n - 1 ) \cdots ( n - k + 1 ) = \frac{ n! }{ ( n - k )! } \end{eqnarray}
総和・総乗
$\sum_{i=1}^{n} a_i$
\sum_{i=1}^{n} a_i
sum(合計)に由来しています。シグマの下と上に式を書くには、「 _ 」と「 ^ 」を使います。
$\displaystyle \sum_{i=1}^n a_i$
\displaystyle \sum_{i=1}^n a_i
displaystyle を使うと、シグマが大きくなります。シグマの上下に式が入るようになります。
$\begin{eqnarray} \sum_{ k = 1 }^{ n } k^2 = \overbrace{ 1^2 + 2^2 + \cdots + n^2 }^{ n } = \frac{ 1 }{ 6 } n ( n + 1 ) ( 2n + 1 ) \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \sum_{ k = 1 }^{ n } k^2 = \overbrace{ 1^2 + 2^2 + \cdots + n^2 }^{ n } = \frac{ 1 }{ 6 } n ( n + 1 ) ( 2n + 1 ) \end{eqnarray}
overbrace を使うと、式の上側に波かっこを表示することができ、さらに上付きの文字を設定すれば、波かっこの上に文字を書くことができます。
$\prod_{ i = 0 }^n x_i$
\prod_{ i = 0 }^n x_i
product(積)に由来しています。
$\displaystyle \prod_{i=0}^n x_i$
\displaystyle \prod_{i=0}^n x_i
$\begin{eqnarray} n! = \prod_{ k = 1 }^n k \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} n! = \prod_{ k = 1 }^n k \end{eqnarray}
階乗と総乗を使ったサンプルです。
$\begin{eqnarray} \zeta (s) = \prod_{ p:\mathrm{ prime } } \frac{ 1 }{ 1-p^{-s} } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \zeta (s) = \prod_{ p:\mathrm{ prime } } \frac{ 1 }{ 1-p^{-s} } \end{eqnarray}
リーマンゼータ関数を使ったサンプルです。
指数・対数
$2^3$
2^3
右上に数字を書く場合は、「 ^ 」を使います。
$e^{ i \pi }$
e^{ i \pi }
右上に複数の数字や文字を書く場合は、波かっこでくくります。
$\exp ( x )$
\exp ( x )
$\sqrt{ 2 }$
\sqrt{ 2 }
square root(2乗根)を略して sqrt です。
$\sqrt{ \mathstrut a } + \sqrt{ \mathstrut b }$
\sqrt{ \mathstrut a } + \sqrt{ \mathstrut b }
mathstrut を使うと、ルートの高さをそろえることができます。
$\sqrt[ n ]{ x }$
\sqrt[ n ]{ x }
べき乗根を書く場合は、角かっこで指定します。
$\log x$
\log x
$\log_{ 2 } x$
\log_{ 2 } x
対数の底は、「 _ 」を使って指定します。
$\ln x$
\ln x
図形
$90^{ \circ }$
90^{ \circ }
度を表す右上の小さな丸は、circ を使って表せます。circle(丸)に由来しています。
$\frac{ \pi }{ 2 }$
\frac{ \pi }{ 2 }
$\angle A$
\angle A
angle は、「角」という意味です。
$AB /\!/ CD$
AB /\!/ CD
「 / 」を2つ使って平行を表します。「\!」を使うと、隙間を詰めることができます。
$AB \parallel CD$
AB \parallel CD
parallel は「平行」という意味です。海外では、縦線を2つ並べたこの記号がよく使われます。
$AB \perp CD$
AB \perp CD
perpendicular(垂直)に由来しています。
$\triangle ABC$
\triangle ABC
triangle は、「三角形」という意味です。
$\Box ABCD$
\Box ABCD
Box(箱)で四角形を表すことができます。大文字から始まります。
$\stackrel{\huge\frown}{AB}$
\stackrel{\huge\frown}{AB}
弧は、扱いやすい記号がないため、記号を組み合わせます。forwn(しかめ面)で弧の記号を表します(しかめ面の口に見えます)。それをhuge で大きくしています。stackrel を使えば、記号を上下に重ねることができます。
$\overparen{AB}$
\overparen{AB}
over(上に乗った)と parentheses(丸カッコ)を組み合わせて、文字の上に丸カッコを重ねることができます。ただ、表示はあまりきれいではありません。
$\triangle ABC \equiv \triangle DEF$
\triangle ABC \equiv \triangle DEF
equivalent(同値である)に由来しています。日本ではこの書き方がよく使われます。
$\triangle ABC \cong \triangle DEF$
\triangle ABC \cong \triangle DEF
congruent(合同である)に由来しています。海外ではこの書き方がよく使われます。
$\triangle ABC \backsim \triangle DEF$
\triangle ABC \backsim \triangle DEF
日本でよく使われる相似記号は、Sを90度回転したものです。これにあたるものとして、backsim があります。ただ、この記号は、チルダを反対にしたものなので、少し違和感があるかもしれません。
$\triangle ABC \sim \triangle DEF$
\triangle ABC \sim \triangle DEF
similar(相似である)に由来しています。海外ではこちらがよく使われます。
三角関数
$\sin x$
\sin x
$\cos x$
\cos x
$\tan x$
\tan x
$\begin{eqnarray} \sin 45^\circ = \frac{ \sqrt{2} }{ 2 } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \sin 45^\circ = \frac{ \sqrt{2} }{ 2 } \end{eqnarray}
$\begin{eqnarray} \cos \frac{ \pi }{ 3 } = \frac{ 1 }{ 2 } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \cos \frac{ \pi }{ 3 } = \frac{ 1 }{ 2 } \end{eqnarray}
$\begin{eqnarray} \tan \theta = \frac{ \sin \theta }{ \cos \theta } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \tan \theta = \frac{ \sin \theta }{ \cos \theta } \end{eqnarray}
$\sec x$
\sec x
$\csc x$
\csc x
$\cot x$
\cot x
$\arcsin x$
\arcsin x
$\arccos x$
\arccos x
$\arctan x$
\arctan x
$\sinh x$
\sinh x
双曲線関数は三角関数ではないですが、ここで紹介します。
$\cosh x$
\cosh x
$\tanh x$
\tanh x
$\coth x$
\coth x
複素数
$a+bi$
a+bi
虚数単位は i を使うことが多いです。
$\oldRe x$
\Re x
実部を表します。real part(実部)に由来しています。
$\require{physics} \Re x$
\require{physics} \Re x
physics 拡張を使うと、ローマン体になります。
$\oldIm x$
\Im x
虚部を表します。imaginary part(虚部)に由来しています。
$\require{physics} \Im x$
\require{physics} \Im x
physics 拡張を使うと、ローマン体になります。
$\bar{z}$
\bar{z}
上側に線を引いて、共役複素数を表します。
$\arg (z)$
\arg (z)
偏角(argument)に由来しています。
$\omega$
\omega
ギリシャ文字のオメガで、1の3乗根を表すことがあります。
$\begin{eqnarray} z\bar{z} = |z|^2 \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} z\bar{z} = |z|^2 \end{eqnarray}
極限
$\lim_{ x \to +0 } \frac{1}{x} = \infty$
\lim_{ x \to +0 } \frac{1}{x} = \infty
limit(極限)に由来しています。
$\displaystyle \lim_{ n \to \infty } f_n(x) = f(x)$
\displaystyle \lim_{ n \to \infty } f_n(x) = f(x)
\displaystyle をつけると大きく表示されます。下付きの式が、lim の下側に表示されます。
$\limsup_{ n \to \infty } a_n$
\limsup_{ n \to \infty } a_n
limit superior(上極限)に由来しています。
$\varlimsup_{ n \to \infty } a_n$
\varlimsup_{ n \to \infty } a_n
$\liminf_{ n \to \infty } a_n$
\liminf_{ n \to \infty } a_n
limit inferior(下極限)に由来しています。
$\varliminf_{ n \to \infty } a_n$
\varliminf_{ n \to \infty } a_n
$\begin{eqnarray} \varlimsup_{ n \to \infty } a_n = \lim_{ n \to \infty } \sup_{ k \geqq n } a_k \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \varlimsup_{ n \to \infty } a_n = \lim_{ n \to \infty } \sup_{ k \geqq n } a_k \end{eqnarray}
数列の上極限の例です。
$\begin{eqnarray} \varliminf_{ n \to \infty } A_n = \bigcup_{ n = 1 }^{ \infty } \bigcap_{ k = n }^{ \infty } A_k = \bigcup_{ n \in \mathbb{ N } } \bigcap_{ k \geqq n } A_k \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \varliminf_{ n \to \infty } A_n = \bigcup_{ n = 1 }^{ \infty } \bigcap_{ k = n }^{ \infty } A_k = \bigcup_{ n \in \mathbb{ N } } \bigcap_{ k \geqq n } A_k \end{eqnarray}
集合の下極限の例です。
$\mathcal{O}$
\mathcal{O}
カリグラフィーフォントの O でランダウの記号を表すことがあります。
微分
$\frac{ dy }{ dx }$
\frac{ dy }{ dx }
y を x で微分したものを、分数の形で表現したものです。
$\frac{ \mathrm{ d } y }{ \mathrm{ d } x }$
\frac{ \mathrm{ d } y }{ \mathrm{ d } x }
d をローマン体にしたものです。
$\require{physics} \dv{y}{x}$
\require{physics} \dv{y}{x}
physics 拡張を使えば、d をローマン体にしたものをシンプルに書けます。dv は、derivative(微分)に由来しています。波かっこを1つにすると、分母にあたる部分だけが残ります。
$\frac{ d^n y }{ dx^n }$
\frac{ d^n y }{ dx^n }
y を x で n 回微分したものを、分数の形で表現したものです。
$\require{physics} \dv[n]{f}{x}$
\require{physics} \dv[n]{f}{x}
physics 拡張を使えば、n 階微分をシンプルに書けます。
$\left. \frac{dy}{dx} \right|_{x=a}$
\left. \frac{dy}{dx} \right|_{x=a}
右側に長い縦線を引き、 x=a を下付きの文字で表現しています。
$\require{physics} \eval{\dv{y}{x}}_{x=a}$
\require{physics} \eval{\dv{y}{x}}_{x=a}
physics 拡張を使えば、x=a での微分の値を表す式をシンプルに書けます。
$f'$
f'
「 ' 」で微分を表すことができます。
$f^{\prime\prime}$
f^{\prime\prime}
「 ' 」を2回重ねてもうまく表示できない場合は、\prime を使います。
$f^{ ( n ) }$
f^{ ( n ) }
$Df$
Df
$D_x f$
D_x f
$D^n f$
D^n f
$\dot{y} = \frac{dy}{dt}$
\dot{y} = \frac{dy}{dt}
文字の上に点を打って、微分を表現する方法です。
$\ddddot{ y } = \frac{ d^4 y }{ dt^4 }$
\ddddot{ y } = \frac{ d^4 y }{ dt^4 }
d を重ねると、点が増えます。
$\begin{eqnarray} f'(x) = \frac{ df }{ dx } = \lim_{ \Delta x \to 0 } \frac{ f(x + \Delta x) - f(x) }{ \Delta x } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} f'(x) = \frac{ df }{ dx } = \lim_{ \Delta x \to 0 } \frac{ f(x + \Delta x) - f(x) }{ \Delta x } \end{eqnarray}
$\frac{ \partial f }{ \partial x }$
\frac{ \partial f }{ \partial x }
partial derivative(偏微分)に由来しています。
$\frac{ \partial }{ \partial y } \frac{ \partial }{ \partial x } z$
\frac{ \partial }{ \partial y } \frac{ \partial }{ \partial x } z
$\frac{ \partial^n f}{ \partial x^n }$
\frac{ \partial^n f}{ \partial x^n }
$\require{physics} \pdv{f}{x}$
\require{physics} \pdv{f}{x}
physics 拡張を使えば、偏微分(partial derivative)を表す式をシンプルに書けます。
$\require{physics} \pdv{f}{x}{y}$
\require{physics} \pdv{f}{x}{y}
physics 拡張を使えば、2階の偏微分(partial derivative)を表す式をシンプルに書けます。
$\require{physics} \pdv[n]{f}{x}$
\require{physics} \pdv[n]{f}{x}
physics 拡張を使えば、n階の偏微分(partial derivative)を表す式をシンプルに書けます。角かっこの中に n を書きます。
$f_x$
f_x
$f_{ xy }$
f_{ xy }
$\nabla f$
\nabla f
$\Delta f$
\Delta f
$\begin{eqnarray} \Delta \varphi = \nabla^2 \varphi = \frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial x^2 } + \frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial y^2 } + \frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial z^2 } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \Delta \varphi = \nabla^2 \varphi = \frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial x^2 } + \frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial y^2 } + \frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial z^2 } \end{eqnarray}
$\begin{array}{c|ccccc} x & \cdots & -1 & \cdots & 1 & \cdots \\ \hline f’(x) & + & 0 & – & 0 & + \\ \hline f(x) & \nearrow & e & \searrow & -e & \nearrow \end{array}$
\begin{array}{c|ccccc} x & \cdots & -1 & \cdots & 1 & \cdots \\ \hline f’(x) & + & 0 & – & 0 & + \\ \hline f(x) & \nearrow & e & \searrow & -e & \nearrow \end{array}
積分
$\int_0^1 f(x) dx$
\int_0^1 f(x) dx
\intは、integral(積分)に由来しています。積分区間は下付きの文字と上付きの文字で表します。
$\displaystyle \int_{-\infty}^{ \infty } f(x) dx$
\displaystyle \int_{-\infty}^{ \infty } f(x) dx
\displaystyle をつけると大きく表示されます。積分区間に複数の文字を入れる場合は、波かっこでくくります。
$\begin{eqnarray} \int_0^1 x dx = \left[ \frac{x^2}{2} \right]_0^1 = \frac{1}{2} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \int_0^1 x dx = \left[ \frac{x^2}{2} \right]_0^1 = \frac{1}{2} \end{eqnarray}
積分の計算例です。
$\iint_D f(x,y) dxdy$
\iint_D f(x,y) dxdy
\iint というように i を重ねると2重積分になります。3つ重ねると3重積分、4つ重ねると4重積分になります。
$\idotsint_D f(x_1, x_2, \ldots , x_n) dx_1 \cdots dx_n$
\idotsint_D f(x_1, x_2, \ldots , x_n) dx_1 \cdots dx_n
int と dots と int を合わせて、idotsint です。
$\oint_C f(z) dz$
\oint_C f(z) dz
int に o がついたもの、なので oint です。
ベクトル
$\vec{ a }$
\vec{ a }
vector(ベクトル)に由来しています。
$\overrightarrow{ AB }$
\overrightarrow{ AB }
複数の文字の上に矢印を書くためには、overrightarrow(上に書く、右向きの矢印)を使います。
$\boldsymbol{ A }$
\boldsymbol{ A }
太文字でベクトルを表すこともあります。太文字は boldsymbol で表します。
$( a_1, a_2, \ldots, a_n )$
( a_1, a_2, \ldots, a_n )
$\left( \begin{array}{c} a_1 \\ a_2 \\ \vdots \\ a_n \end{array} \right)$
\left( \begin{array}{c} a_1 \\ a_2 \\ \vdots \\ a_n \end{array} \right)
$\begin{eqnarray} \boldsymbol{ 1 } =( \underbrace{ 1, 1, \ldots, 1 }_{ n } )^{ \mathrm{ T } } =\left( \begin{array}{c} 1 \\ 1 \\ \vdots \\ 1 \end{array} \right) \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \boldsymbol{ 1 } =( \underbrace{ 1, 1, \ldots, 1 }_{ n } )^{ \mathrm{ T } } =\left( \begin{array}{c} 1 \\ 1 \\ \vdots \\ 1 \end{array} \right) \end{eqnarray}
$\boldsymbol{ \rm{ e } }_k =( 0, \ldots, 0, \stackrel{k}{ 1 }, 0, \ldots, 0 )^{\mathrm{T}}$
\boldsymbol{ \rm{ e } }_k =( 0, \ldots, 0, \stackrel{k}{ 1 }, 0, \ldots, 0 )^{\mathrm{T}}
$\| x \|$
\| x \|
\ と | を組み合わせると、二重の縦線になります。
$\require{physics} \norm{ \dfrac{1}{2} }$
\require{physics} \norm{ \dfrac{1}{2} }
physics 拡張の \norm を使うと、2重縦線を書くことができます。中の大きさに合わせて縦線の長さも変化します。norm はノルムのことです。
$\vec{ a } \cdot \vec{ b }$
\vec{ a } \cdot \vec{ b }
$\vec{ a } \times \vec{ b }$
\vec{ a } \times \vec{ b }
行列
$\begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix}$
\begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix}
parentheses(丸かっこ)でくくった matrix(行列)です。p をつけずに matrix だけだと、丸かっこがない表示になります。
$\begin{bmatrix} a & b \\ c & d \end{bmatrix}$
\begin{bmatrix} a & b \\ c & d \end{bmatrix}
brackets(角カッコ)でくくった matrix(行列)です。Bmatrix というように b を大文字にすると、角かっこが波かっこになります。
$\begin{vmatrix} a & b \\ c & d \end{vmatrix}$
\begin{vmatrix} a & b \\ c & d \end{vmatrix}
vertical line(縦線)でくくった matrix(行列)です。Vmatrix というように v を大文字にすると、縦線が二重線になります。
$A^{ \mathrm{ T } }$
A^{ \mathrm{ T } }
右上にローマン体の T を用いて転置行列を表します。
${}^t \! A$
{}^t \! A
左上に t を書いて転置行列を表すこともあります。
$\dim$
\dim
dimension(次元)に由来しています。
$\mathrm{ rank } A$
\mathrm{ rank } A
$\mathrm{ Tr } A$
\mathrm{ Tr } A
$\mathrm{ det }A$
\mathrm{ det }A
$\begin{eqnarray} \mathrm{ det }A = | A | = \begin{vmatrix} a & b \\ c & d \end{vmatrix} = ad - bc \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \mathrm{ det }A = | A | = \begin{vmatrix} a & b \\ c & d \end{vmatrix} = ad - bc \end{eqnarray}
$\begin{pmatrix} a & b & c \\ d & e & f \\ g & h & I \end{pmatrix}$
\begin{pmatrix} a & b & c \\ d & e & f \\ g & h & I \end{pmatrix}
pmatrix で、3x3の行列も書けます。
$\begin{eqnarray} \left( \begin{array}{ccc} a & b & c \\ d & e & f \\ g & h & i \end{array} \right) \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \left( \begin{array}{ccc} a & b & c \\ d & e & f \\ g & h & i \end{array} \right) \end{eqnarray}
array 環境を使って行列を書くこともできます。ccc は、各値を中央に寄せる設定です。
$\begin{eqnarray} \left( \begin{array}{rrr} 111 & 111 & 111 \\ 22 & 0.2 & -2 \\ 3 & 3 & 3 \end{array} \right) \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \left( \begin{array}{rrr} 111 & 111 & 111 \\ 22 & 0.2 & -2 \\ 3 & 3 & 3 \end{array} \right) \end{eqnarray}
array 環境を使って行列を書くと、rrr を指定して、各値を右に寄せることもできます。
$\begin{eqnarray} A = \left( \begin{array}{cccc} a_{ 11 } & a_{ 12 } & \ldots & a_{ 1n } \\ a_{ 21 } & a_{ 22 } & \ldots & a_{ 2n } \\ \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{ m1 } & a_{ m2 } & \ldots & a_{ mn } \end{array} \right) \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} A = \left( \begin{array}{cccc} a_{ 11 } & a_{ 12 } & \ldots & a_{ 1n } \\ a_{ 21 } & a_{ 22 } & \ldots & a_{ 2n } \\ \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{ m1 } & a_{ m2 } & \ldots & a_{ mn } \end{array} \right) \end{eqnarray}
複数の点を使って、mxn 行列を表す例です。
$\begin{eqnarray} \left( \begin{array}{cc|cc} a & b & 0 & 0 \\ c & d & 0 & 0 \\ \hline x & y & 1 & 0 \\ z & w & 0 & 1 \\ \end{array} \right) \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \left( \begin{array}{cc|cc} a & b & 0 & 0 \\ c & d & 0 & 0 \\ \hline x & y & 1 & 0 \\ z & w & 0 & 1 \\ \end{array} \right) \end{eqnarray}
cc|cc と設定すると、縦線を引くことができます。hline で、横線を引くこともできます。
$\begin{eqnarray} \begin{pmatrix} \lambda & 1 & & & 0 \\ & \lambda & 1 & & \\ & & \ddots & \ddots & \\ & & & \lambda & 1 \\ 0 & & & & \lambda \end{pmatrix} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \begin{pmatrix} \lambda & 1 & & & 0 \\ & \lambda & 1 & & \\ & & \ddots & \ddots & \\ & & & \lambda & 1 \\ 0 & & & & \lambda \end{pmatrix} \end{eqnarray}
$\begin{eqnarray} & & (-1)^{ i+j } \times \\[5pt] & & \quad \begin{vmatrix} a_{1,1} & \ldots & a_{1,j-1} & a_{1,j+1} & \ldots & a_{1,n} \\ \vdots & \ddots & \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{i-1,1} & \ldots & a_{i-1, j-1} & a_{i-1, j+1} & \ldots & a_{i-1, n} \\ a_{i+1,1} & \ldots & a_{i+1, j-1} & a_{i+1, j+1} & \ldots & a_{i+1, n} \\ \vdots & \ddots & \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{n,1} & \ldots & a_{n, j-1} & a_{n, j+1} & \ldots & a_{n, n} \end{vmatrix} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} & & (-1)^{ i+j } \times \\[5pt] & & \quad \begin{vmatrix} a_{1,1} & \ldots & a_{1,j-1} & a_{1,j+1} & \ldots & a_{1,n} \\ \vdots & \ddots & \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{i-1,1} & \ldots & a_{i-1, j-1} & a_{i-1, j+1} & \ldots & a_{i-1, n} \\ a_{i+1,1} & \ldots & a_{i+1, j-1} & a_{i+1, j+1} & \ldots & a_{i+1, n} \\ \vdots & \ddots & \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{n,1} & \ldots & a_{n, j-1} & a_{n, j+1} & \ldots & a_{n, n} \end{vmatrix} \end{eqnarray}
表
$\begin{array}{ccc} xxx & yyy & zzz \\ 1 & 2 & 3 \end{array}$
\begin{array}{ccc} xxx & yyy & zzz \\ 1 & 2 & 3 \end{array}
array 環境を使うと、表を書くことができます。ccc は、各値を中央に寄せる設定です。
$\begin{array}{|c|c|c|} xxx & yyy & zzz \\ 1 & 2 & 3 \\ \end{array}$
\begin{array}{|c|c|c|} xxx & yyy & zzz \\ 1 & 2 & 3 \\ \end{array}
c|c|c というように、縦線で区切れば、表に縦線を入れることができます。
$\begin{array}{ccc} \hline xxx & yyy & zzz \\ \hline 1 & 2 & 3 \\ \hline \end{array}$
\begin{array}{ccc} \hline xxx & yyy & zzz \\ \hline 1 & 2 & 3 \\ \hline \end{array}
\hline を使えば、横線を入れることができます。horizontal line(横線)に由来しています。
$\begin{array}{c|ccccc} x & \cdots & -1 & \cdots & 1 & \cdots \\ \hline f’(x) & + & 0 & – & 0 & + \\ \hline f(x) & \nearrow & e & \searrow & -e & \nearrow \end{array}$
\begin{array}{c|ccccc} x & \cdots & -1 & \cdots & 1 & \cdots \\ \hline f’(x) & + & 0 & – & 0 & + \\ \hline f(x) & \nearrow & e & \searrow & -e & \nearrow \end{array}
可換図式
$\require{AMScd} \begin{CD} A @>{f}>> B\\ @V{gg}VV {\large\circlearrowleft} @VV{hh}V\\ C @>>{k}> D \end{CD}$
\require{AMScd} \begin{CD} A @>{f}>> B\\ @V{gg}VV {\large\circlearrowleft} @VV{hh}V\\ C @>>{k}> D \end{CD}
記号
線
$| x |$
| x |
$\vert x \vert$
\vert x \vert
vertical line(縦線)に由来しています。
$\{ x \mid x \in A \}$
\{ x \mid x \in A \}
\mid を使うと、前後にスペースの空いた縦線を書くことができます。
$\Vert x \Vert$
\Vert x \Vert
\vert の v を大文字にすると、縦線が二重線になります。
$AB \parallel CD$
AB \parallel CD
paralell(平行)を使うと、平行を表す2重縦線を書くことができます。
$\overline{ A }$
\overline{ A }
$\bar{ A }$
\bar{ A }
$\underline{ A }$
\underline{ A }
$/$
/
スラッシュは、そのままの記号を使います。
$\backslash$
\backslash
\ は MathJax では特別な意味を持つので、これを表示したい場合は、\backslash と書きます。
$\diagdown$
\diagdown
右側が下がっている diagonal line(斜線)です。
$\diagup$
\diagup
右側が上がっている diagonal line(斜線)です。
$\cancel{a}$
\cancel{a}
cancel(取り消し)を使うと、斜線で消すことができます。
$\bcancel{a}$
\bcancel{a}
\bcancel は \cancel と向きが反対の斜線になります。
$\xcancel{a}$
\xcancel{a}
\xcancel は、×印になります。\cancel と \bcancel を組み合わせたものになります。
$\cancelto{A}{a}$
\cancelto{A}{a}
斜めの取り消し線と矢印を組み合わせたものです。
$\begin{eqnarray} \frac{\cancel{2}}{\cancel{6}}=\frac{1}{3} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \frac{\cancel{2}}{\cancel{6}}=\frac{1}{3} \end{eqnarray}
cancel(取り消し)を使うと、斜線で消すことができます。
$\begin{eqnarray} \frac{1}{\cancel{3}} \times \frac{\cancelto{2}{6}}{5} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \frac{1}{\cancel{3}} \times \frac{\cancelto{2}{6}}{5} \end{eqnarray}
斜めの取り消し線と矢印を組み合わせたものです。
$\llcorner$
\llcorner
lower left corner で llcorner です。
$\lrcorner$
\lrcorner
lower right corner で lrcorner です。
$\ulcorner$
\ulcorner
up left corner で ulcorner です。
$\urcorner$
\urcorner
up right corner で urcorner です。
矢印
$\leftarrow$
\leftarrow
left(左向き)の arrow(矢印)です。
$\longleftarrow$
\longleftarrow
long(長い)の leftarrow です。
$\rightarrow$
\rightarrow
right(右向き)の arrow です。
$\longrightarrow$
\longrightarrow
$\uparrow$
\uparrow
up(上向き)の arrow です。
$\downarrow$
\downarrow
down(下向き)の arrow です。
$\leftrightarrow$
\leftrightarrow
left と right を組み合わせた arrow です。
$\longleftrightarrow$
\longleftrightarrow
$\updownarrow$
\updownarrow
up と down を組み合わせた arrow です。
$\Leftarrow$
\Leftarrow
はじめの l を大文字にすると、線が2重になります。
$\Longleftarrow$
\Longleftarrow
$\Rightarrow$
\Rightarrow
$\Longrightarrow$
\Longrightarrow
$\Uparrow$
\Uparrow
$\Downarrow$
\Downarrow
$\Leftrightarrow$
\Leftrightarrow
$\Longleftrightarrow$
\Longleftrightarrow
$\Updownarrow$
\Updownarrow
$\nearrow$
\nearrow
north(北)east(東)なので、右上への矢印です。
$\searrow$
\searrow
south(南)east(東)なので、右下への矢印です。
$\nwarrow$
\nwarrow
north(北)west(西)なので、左上への矢印です。
$\swarrow$
\swarrow
south(南)west(西)なので、左下への矢印です。
$\mapsto$
\mapsto
maps to(マッピングする)に由来しています。
$\longmapsto$
\longmapsto
$\vec{ a }$
\vec{ a }
vector(ベクトル)用の矢印です。
$\overrightarrow{ AB }$
\overrightarrow{ AB }
文字の上に大きな矢印を書くときに使います。
$\overleftarrow{ AB }$
\overleftarrow{ AB }
$\circlearrowright$
\circlearrowright
右回りの円形矢印です。
$\circlearrowleft$
\circlearrowleft
左回りの円形矢印です。
括弧
$( x )$
( x )
丸かっこは、記号をそのまま使います。
$[ x ]$
[ x ]
角かっこは、記号をそのまま使います。
$\lbrack x \rbrack$
\lbrack x \rbrack
角括弧は、brack を使うこともできます。bracket(角かっこ)に由来しています。
$\lceil x \rfloor$
\lceil x \rfloor
天井関数と床関数を組み合わせて、かぎかっこを表すことができます。
$\lfloor x \rceil$
\lfloor x \rceil
$\{ x \}$
\{ x \}
波かっこは MathJax で特別な意味を持つので、波かっこを表すには、前に \ が必要です。
$\lbrace x \rbrace$
\lbrace x \rbrace
波かっこを表すために、brace(波かっこ)を使うこともできます。
$\langle x \rangle$
\langle x \rangle
angle を使うと、山かっこを書くことができます。
$\left[ \dfrac{ 1 }{ 2 } \right]$
\left[ \dfrac{ 1 }{ 2 } \right]
かっこの中に大きい数式を入れる場合は、かっこの前に left と right を書きます。
$\overbrace{ x + y + z }$
\overbrace{ x + y + z }
overbrace を使うと、式の上側に波かっこを追加することができます。
$\overbrace{ a_1 + \cdots + a_n }^{ n }$
\overbrace{ a_1 + \cdots + a_n }^{ n }
overbrace を使って、さらに ^ も使えば、波かっこの上に文字を書くことができます。
$\underbrace{ x + y + z }$
\underbrace{ x + y + z }
underbrace を使うと、式の下側に波かっこを追加することができます。
$\underbrace{ a_1 + \cdots + a_n }_{ n }$
\underbrace{ a_1 + \cdots + a_n }_{ n }
underbrace を使って、さらに _ も使えば、波かっこの下に文字を書くことができます。
点
$\cdot$
\cdot
center(中央)の dot(点)です。
$\cdots$
\cdots
cdot に s をつけると、点が複数になります。
$\ldots$
\ldots
low(下側)の dots(複数の点)です。
$\vdots$
\vdots
vertical(縦に並んだ)dots(複数の点)です。
$\ddots$
\ddots
diagonal(斜め)の dots(複数の点)です。
$\dot{ a }$
\dot{ a }
dot を使うと、文字の上に点を書くことができます。
$\ddot{ a }$
\ddot{ a }
d を重ねると、点が増えます。4つまで増やすことができます。
丸
$\circ$
\circ
circle(円)に由来しています。
$\bullet$
\bullet
bullet(箇条書きで使う点)に由来しています。
$\bigcirc$
\bigcirc
big をつけると、大きくなります。
$\oplus$
\oplus
o の中に + を書いたものです。
$\ominus$
\ominus
o の中に - を書いたものです。
$\otimes$
\otimes
o の中に \times(掛け算の記号)を書いたものです。
$\odot$
\odot
o の中に点を書いたものです。
三角形
$\triangle$
\triangle
triangle は、三角形のことです。
$\triangledown$
\triangledown
downをつけると、下向きになります。
$\bigtriangleup$
\bigtriangleup
$\bigtriangledown$
\bigtriangledown
$\triangleleft$
\triangleleft
left をつけると、左向きになります。
$\lhd$
\lhd
left-hand diamond(ひし形の左側)に由来しています。
$\triangleright$
\triangleright
right をつけると右側になります。
$\rhd$
\rhd
right-hand diamond(ひし形の右側)に由来しています。
$\unlhd$
\unlhd
underline(下線)と lhd です。
$\unrhd$
\unrhd
underline(下線)と rhd です。
$\blacktriangle$
\blacktriangle
black をつけると、黒塗りになります。down, left, right の三角形も同様に、black をつけると、黒塗りになります。
四角形
$\square$
\square
square は、正方形のことです。
$\Box$
\Box
Box(箱)に由来しています。大文字から始まることに注意しましょう。
$\boxplus$
\boxplus
箱(box)と足し算記号(plus)です。
$\boxminus$
\boxminus
箱(box)と引き算記号(minus)です。
$\boxtimes$
\boxtimes
箱(box)と掛け算記号(times)です。
$\boxdot$
\boxdot
箱(box)と点(dot)です。
$\blacksquare$
\blacksquare
黒い(black)正方形(square)です。
$\diamond$
\diamond
diamond はひし形のことです。
$\Diamond$
\Diamond
diamond の d を大文字にすると、大きなサイズのひし形になります。
$\lozenge$
\lozenge
lozenge はひし形のことです。
$\blacklozenge$
\blacklozenge
黒い(black)ひし形(lozenge)です。
$\boxed{ abc }$
\boxed{ abc }
数式を枠線で囲むには、boxed を使います。boxed は、枠付きのことです。
$\fbox{ abc }$
\fbox{ abc }
fbox を使うと、テキストを枠線で囲むことができます。frame(枠で囲った)に由来しています。
$\bbox[yellow, 5pt, border: 2px dotted red]{abc}$
\bbox[yellow, 5pt, border: 2px dotted red]{abc}
bbox を使うと、枠線の設定を細かくできます。背景色、マージン、スタイルをコンマで区切って角かっこの中に書き、波かっこの中に数式を書きます。設定は省略することも可能です。bounding box(囲んでいる箱)に由来しています。 $\TeX$ にはないコマンドです。
二項演算
$\ast$
\ast
asterisk に由来しています。
$\star$
\star
star は、星のことです。
$\ltimes$
\ltimes
left(左)の線と times(掛け算記号)の組合せです。
$\rtimes$
\rtimes
right(右)の線と times(掛け算記号)の組合せです。
$\Join$
\Join
自然結合を表すのに使われる記号です。形から名づけられた、\bowtie(蝶ネクタイ)を使うこともできます。
一般的な記号
$\$$
\$
MathJax では、$\$$ は特別な意味を持つので、$\$$ そのものを出力したい場合は、前に \ をつけます。#, %, & も同様に、出力したい場合は \ を前に付けます。
$\And$
\And
& を表すには、\& を使うこともできますが、 \And を使うこともできます。
$\yen$
\yen
yen は円のことです。 \ 記号は MathJax では特別な意味を持つので、表示するには特別な書き方が用意されています。
$\checkmark$
\checkmark
$\diamondsuit$
\diamondsuit
トランプで使われる記号です。ひし形と比べると、辺が内側にへこんでいます。
$\heartsuit$
\heartsuit
トランプで使われる記号です。
$\clubsuit$
\clubsuit
トランプで使われる記号です。
$\spadesuit$
\spadesuit
トランプで使われる記号です。
$\flat$
\flat
$\natural$
\natural
$\sharp$
\sharp
$\dagger$
\dagger
$\ddagger$
\ddagger
文字
空白
$aaa \ bbb$
aaa \ bbb
空白を表すには、\ と半角スペースを組み合わせます。空白だけでは空白を表示することはできません。
$aaa \quad bbb$
aaa \quad bbb
広い空白を表すには、半角スペースを繰り返す方法もありますが、 \quad を使う方法もあります。quad は quadrat(正方形の枠)のことです。word などで、空白が四角形で表されることがありますが、あれをイメージするとわかりやすいでしょう。
$aaa \qquad bbb$
aaa \qquad bbb
\quad の q を重ねると、スペースが広くなります。
$aaa \hspace{ 10pt } bbb$
aaa \hspace{ 10pt } bbb
hspace は horizontal space(横方向の空白)のことです。大きさを指定して空白を表すことができます。
$aaa \! bbb$
aaa \! bbb
\ と ! を組み合わせると、間のスペースを詰めることができます。
$\begin{eqnarray} aaa \\ bbb \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} aaa \\ bbb \end{eqnarray}
\ を2つ重ねると、改行になります。\cr でも改行を表すことができます。cr は、carriage return(カーソルを文頭へ戻すことを表す制御文字)のことです。
$\begin{eqnarray} aaa \\[5pt] bbb \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} aaa \\[5pt] bbb \end{eqnarray}
\ を2つ重ねた後で、改行の幅を指定することができます。
$\begin{eqnarray} & & \frac{1}{2} +\frac{1}{3} +\frac{1}{6} \\[ 5pt ] &=& \frac{3}{6} +\frac{2}{6} +\frac{1}{6} \\ &=& 1 \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} & & \frac{1}{2} +\frac{1}{3} +\frac{1}{6} \\[ 5pt ] &=& \frac{3}{6} +\frac{2}{6} +\frac{1}{6} \\ &=& 1 \end{eqnarray}
文字サイズ
$\tiny{ abc ABC }$
\tiny{ abc ABC }
$\scriptsize{ abc ABC }$
\scriptsize{ abc ABC }
$\small{ abc ABC }$
\small{ abc ABC }
$\normalsize{ abc ABC }$
\normalsize{ abc ABC }
$\large{ abc ABC }$
\large{ abc ABC }
$\Large{ abc ABC }$
\Large{ abc ABC }
$\LARGE{ abc ABC }$
\LARGE{ abc ABC }
$\huge{ abc ABC }$
\huge{ abc ABC }
$\Huge{ abc ABC }$
\Huge{ abc ABC }
フォント
$\mathrm{ ABC }$
\mathrm{ ABC }
roman(ローマン体)の RoMan に由来しています。
$\mathtt{ ABC }$
\mathtt{ ABC }
typewriter typestyle(タイプライター)に由来しています。
$\mathsf{ ABC }$
\mathsf{ ABC }
sans serif(サンセリフ)に由来しています。
$\mathcal{ ABC }$
\mathcal{ ABC }
calligraphy(カリグラフィー)に由来しています。
$\mathbf{ ABC }$
\mathbf{ ABC }
bold font(太文字)に由来しています。
$\mathit{ ABC }$
\mathit{ ABC }
italic(イタリック)に由来しています。
$\mathbb{ ABC }$
\mathbb{ ABC }
blackboard bold(黒板太字)に由来しています。白抜き文字です。
$\mathscr{ ABC }$
\mathscr{ ABC }
script(スクリプト)に由来しています。
$\mathfrak{ ABC }$
\mathfrak{ ABC }
Fraktur(フラクトゥール)に由来しています。
$\mathrm{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }$
\mathrm{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }
$\mathtt{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }$
\mathtt{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }
$\mathsf{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }$
\mathsf{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }
$\mathcal{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ }$
\mathcal{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ }
$\mathbf{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }$
\mathbf{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }
$\mathit{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }$
\mathit{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }
$\mathbb{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ }$
\mathbb{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ }
$\mathscr{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ }$
\mathscr{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ }
$\mathfrak{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }$
\mathfrak{ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ \ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz }
上付き・下付き
$a^{ xy }$
a^{ xy }
${}^{ xy } a$
{}^{ xy } a
$a_{ xy }$
a_{ xy }
${}_{ xy } a$
{}_{ xy } a
$\begin{eqnarray} a_n^2 + a_{ n + 1 }^2 = a_{ 2n + 1 } \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} a_n^2 + a_{ n + 1 }^2 = a_{ 2n + 1 } \end{eqnarray}
アクセント
$\hat{ a }$
\hat{ a }
$\grave{ a }$
\grave{ a }
$\acute{ a }$
\acute{ a }
$\dot{ a }$
\dot{ a }
$\ddot{ a }$
\ddot{ a }
$\bar{ a }$
\bar{ a }
$\vec{ a }$
\vec{ a }
$\check{ a }$
\check{ a }
$\tilde{ a }$
\tilde{ a }
$\breve{ a }$
\breve{ a }
$\widehat{ AAA }$
\widehat{ AAA }
$\widetilde{ AAA }$
\widetilde{ AAA }
アルファベット
$\forall$
\forall
大文字の A をさかさまにした記号です。
$\exists$
\exists
大文字の E をさかさまにした記号です。
$\Finv$
\Finv
大文字の F をさかさまにした記号です。
$\hbar$
\hbar
h とバーを組み合わせたものです。換算プランク定数を表すのに使われることがあります。
$\imath$
\imath
i の上の点がないバージョンです。
$\jmath$
\jmath
j の上の点がないバージョンです。
$\Bbbk$
\Bbbk
blackboard bold(黒板太字)の k です。
$\ell$
\ell
筆記体の l です。
$\circledR$
\circledR
円の中に R が入ったものです。
$\circledS$
\circledS
円の中に S が入ったものです。
ギリシャ文字
$\alpha$
\alpha
$\beta$
\beta
$\gamma$
\gamma
$\delta$
\delta
$\epsilon$
\epsilon
$\varepsilon$
\varepsilon
$\zeta$
\zeta
$\eta$
\eta
$\theta$
\theta
$\vartheta$
\vartheta
$\iota$
\iota
$\kappa$
\kappa
$\lambda$
\lambda
$\mu$
\mu
$\nu$
\nu
$\xi$
\xi
$o$
o
アルファベットと同じです。
$\pi$
\pi
$\varpi$
\varpi
$\rho$
\rho
$\varrho$
\varrho
$\sigma$
\sigma
$\varsigma$
\varsigma
$\tau$
\tau
$\upsilon$
\upsilon
$\phi$
\phi
$\varphi$
\varphi
$\chi$
\chi
$\psi$
\psi
$\omega$
\omega
$A$
A
アルファベットと同じです。
$B$
B
アルファベットと同じです。
$\Gamma$
\Gamma
$\varGamma$
\varGamma
$\Delta$
\Delta
$\varDelta$
\varDelta
$E$
E
アルファベットと同じです。
$Z$
Z
アルファベットと同じです。
$H$
H
アルファベットと同じです。
$\Theta$
\Theta
$\varTheta$
\varTheta
$I$
I
アルファベットと同じです。
$K$
K
アルファベットと同じです。
$\Lambda$
\Lambda
$\varLambda$
\varLambda
$M$
M
アルファベットと同じです。
$N$
N
アルファベットと同じです。
$\Xi$
\Xi
$\varXi$
\varXi
$O$
O
アルファベットと同じです。
$\Pi$
\Pi
$\varPi$
\varPi
$P$
P
アルファベットと同じです。
$\Sigma$
\Sigma
$\varSigma$
\varSigma
$T$
T
アルファベットと同じです。
$\Upsilon$
\Upsilon
$\varUpsilon$
\varUpsilon
$\Phi$
\Phi
$\varPhi$
\varPhi
$X$
X
アルファベットと同じです。
$\Psi$
\Psi
$\varPsi$
\varPsi
$\Omega$
\Omega
$\varOmega$
\varOmega
HTML
$\color{red}{a \times b}$
\color{red}{a \times b}
\color を使い、色の名前を指定すると、数式の文字の色を変えることができます。
$\color{ #ff0000 }{a \times b}$
\color{ #ff0000 }{a \times b}
\color での色の指定は、16進数で表したカラーコードを使うこともできます。
$\colorbox{red}{ Important! }$
\colorbox{red}{ Important! }
\colorbox を使うと、テキストの背景色を指定することができます。
$\colorbox{red}{$a \times b$}$
\colorbox{red}{$a \times b$}
\colorbox の中で数式を使うには、$
を使って数式モードにします。
$\fcolorbox{black}{ #00ff00 }{$a \times b$}$
\fcolorbox{black}{ #00ff00 }{$a \times b$}
\fcolorbox は、frame(枠線)とcolorbox を組み合わせたものです。枠線の色、背景色、テキストの順に指定します。数式を書くには、$
を使って数式モードにします。
$\bbox[yellow, 5pt, border: 2px dotted red]{abc}$
\bbox[yellow, 5pt, border: 2px dotted red]{abc}
bbox を使うと、枠線の設定を細かくできます。背景色、マージン、スタイルをコンマで区切って角かっこの中に書き、波かっこの中に数式を書きます。設定は省略することも可能です。bounding box(囲んでいる箱)に由来しています。 $\TeX$ にはないコマンドです。
$\unicode{x0041}$
\unicode{x0041}
\unicode を使うと、ユニコードの文字コードを指定して、文字を書くことができます。
$\begin{eqnarray} \unicode{x5F45}\text{は、弓へんに剪。} \end{eqnarray}$
\begin{eqnarray} \unicode{x5F45}\text{は、弓へんに剪。} \end{eqnarray}
\unicode を使ったサンプルです。
特殊文字
$\S$
\S
$\aleph$
\aleph
ヘブライ語のアレフです。
$\beth$
\beth
ヘブライ語のベートです。
$\gimel$
\gimel
ヘブライ語のギメルです。
$\daleth$
\daleth
ヘブライ語のダレットです。
ロゴ
$\TeX$
\TeX
TeX のロゴです。
$\LaTeX$
\LaTeX
LaTex のロゴです。